岡村隆史のラジオ発言を批判した藤田准教授を論破する!女性には風俗で働く自由がある。

芸能ニュース

ナインティナインの岡村隆史が自身のオールナイトニッポン(ニッポン放送)でした失言が世間を賑わせている。聖学院大学准教授でNPO法人の代表でもある藤田孝典氏が日本の性差別や女性蔑視として「異常な発言で撤回すべき」と記事をのせたことなどで、ネットなどでは「ラジオを降板すべき」や「女性の敵」など岡村氏への批判が相次ぎ、自身がレギュラー出演するNHKがコメントを出すなどの対応に追われている。

発言の内容はこうだ。

4月23日の放送でリスナーからの「コロナで風俗通いが出来ないのでダッチワイフを買いたい」と言う悩みに対して「今は辛抱。神様は乗り越えられない試練はないといっているのでここは絶対に乗り切れます。」と助言した。さらに「今、面白くなかったとしてもがコロナが終息したら、もう絶対面白いことがあるんです」「コロナ明けたら短期間ですが美人がお嬢やります。なぜかと言うと短時間でお金を稼がないと苦しいですから。今は我慢しましょう。」

私自身、この内容はラジオでリアルタイムで聴いておらず違法にアップロードされたYouTubeでしか情報を得ることが出来なかったが、私は藤田氏が主張する女性差別には到底思わなかった。

しかし藤田氏は「最低レベルの愚劣さ」と主張しているので。ぜひ一読して欲しい。

女性の貧困化を待ち望み、性的搾取を待ちわびる下劣さ

岡村は新型コロナウイルスの影響で仕事もなくなり、女性が貧困に陥り、性を商品化して売らなければならないことを「コロナが収束したら絶対面白いことある」と表現する。

また岡村は「短期間でお金を稼がないと苦しいですから」と女性の困窮状態を想像し、性の商品化を歓迎する。

そして「集中的にかわいい子がそういうところでパッと働いてパッとやめます」と性を仕方なく売らなければならない女性が短期間で稼いで辞めていくことも嬉しそうに予想する。

皆さんはどう感じるだろうか。

私は絶対にこういう発言は許してはいけないと思っている。

このような発言を面白おかしく取り上げてきたメディアも猛省すべきである。

現在、例えば10代の女性は「家にいてください」と言われても、性虐待や家庭内暴力を受け、家庭に居場所を失い、各支援団体に救いの手を求めている。

リーマンショックでも東日本大震災でも、人々のストレスが高まると、家庭内での虐待や性暴力につながる事例が多数報告されている。

今回も同様だ。

支援団体がかかわらなければ、岡村がいうように、路頭に迷っている女性を商品化し、性産業に利用するスカウトが声をかけていく。

児童福祉関連の制度やシステムを改善、拡充して手厚くする方向性ではなく、性産業に従事するような構造が作り上げられてしまっている

これを「福祉の敗北」などと批判する者もいるが、日本における性産業、性の商品化の需要は凄まじく、異常なほど女性の性的搾取に執着する構造が福祉の拡大や拡充を阻止している実態がある。

つまり、金がない女性は身体を市場で売れ、という野蛮な社会が至るところにあり、岡村のような思想、価値観が福祉の拡充を阻んでいる。

専門学校生や大学生、大学院生たちからの生活相談も止まない。

日本の学費は先進国でトップレベルに高額で、なおかつ給付型奨学金(スカラシップ)がほぼ皆無である。

だから、家庭に余裕がなければ、性産業に従事して、学費や生活費を稼がなくてはならない環境が広がっている。

近年は性産業の門戸も広がり、セックスワークに入職しやすい「簡単、安全、高収入」というイメージ戦略もとられ、ハードルが大幅に引き下げられている。

セックスワークへの誘導はするが、学業支援、生活支援、社会保障を整備しない社会だ。

日本社会は女性たちに性的搾取を強いてきたし、21世紀に入っても、このような人権無視の環境が広がっている。

困窮女性に対し、福祉や生活保障を充実させて解放するような方向性には一貫して動いていない。

誤解してほしくないのは、生活困窮者支援をするなかで、今回の緊急時だから女性が「性の商品化」をされているのではなく、日常的にそうなっている社会構造があるということだ。日常的に問題視されてこなかったものである。

岡村隆史を含めて「性の商品化」を待ち望み、女性の生活困窮や貧困を支援、縮小に向けて取り組むのではなく、待ち望む下劣な購入者たちが市場で待っている。

なぜ岡村のような力ある大人たち、力ある社会の構成員たちは女性の福祉拡充、生活支援の拡充を望まないのだろうか。

そろそろ、貧困や生活困窮を利用し、苦しい立場に置かれている人々を温存するようなことは無くしていく方向に舵を切らないだろうか。

本稿ではセックスワークの是非を議論することはしないが、なぜこれほどまでに女性を性的搾取することに執着し、生活困窮や貧困から解放するのではなく、待ち望む野蛮な社会になっているのか。

このような女性の性を購入する人々の問題を「見える化」し、改めて社会福祉や生活保障をしていく社会への転換を図るべきであろう。

止むに止まれず、10代の女性、学生、シングルマザーなど生活に苦しむ人たちが性を売らなくても生活が可能な社会への転換こそ必要である。

岡村がいうような野蛮で下劣な社会のままにしておくのはもう止めていこう。

yahoo!ニュース記事

この藤田氏の主張は明らかに間違いや論点のすり替えがおきまくっていているため、これを一般人が鵜呑みにすることはかなり危険と判断し、反論することにする。

まず、

現在、例えば10代の女性は「家にいてください」と言われても、性虐待や家庭内暴力を受け、家庭に居場所を失い、各支援団体に救いの手を求めている。

→今回の件と全く関係ない。

リーマンショックでも東日本大震災でも、人々のストレスが高まると、家庭内での虐待や性暴力につながる事例が多数報告されている。

今回も同様だ。

→同様ではない。

支援団体がかかわらなければ、岡村がいうように、路頭に迷っている女性を商品化し、性産業に利用するスカウトが声をかけていく。

→岡村が主張しているのは「コロナ明けたら資金難な女性がコロナ明けに短期間でやってくる」と言うもので路頭に迷っている女性を商品化しようと言っている訳ではない。かなり強引な論理こじつけだ。

またさらに反論していこう。

日本における性産業、性の商品化の需要は凄まじく、異常なほど女性の性的搾取に執着する構造が福祉の拡大や拡充を阻止している実態がある。

→女性の性的搾取に執着する構造は福祉の拡大や拡充を阻止と全く関係がない。風俗店で働くのは女性の「仕事の選択」である。

つまり、金がない女性は身体を市場で売れ、という野蛮な社会が至るところにあり、岡村のような思想、価値観が福祉の拡充を阻んでいる。

→全くない。金がない女性はコンビニでアルバイトする選択肢がある。むしろ簡単で高給を稼ぐのを希望する女性が岡村ような真面目に風俗を楽しむ男性とマッチングしている。それは性的搾取とは全く関係がない。

専門学校生や大学生、大学院生たちからの生活相談も止まない。

日本の学費は先進国でトップレベルに高額で、なおかつ給付型奨学金(スカラシップ)がほぼ皆無である。

だから、家庭に余裕がなければ、性産業に従事して、学費や生活費を稼がなくてはならない環境が広がっている。

→性産業に従事しなくても奨学金とアルバイトで「必要最低限」の生活は必ずできる。もしアルバイトが出来ないとしても性産業へのやむおえない選択する人はごくごく限られてくる。学生からの生活相談が止まらないと言う根拠を示すべきだ。

近年は性産業の門戸も広がり、セックスワークに入職しやすい「簡単、安全、高収入」というイメージ戦略もとられ、ハードルが大幅に引き下げられている。

セックスワークへの誘導はするが、学業支援、生活支援、社会保障を整備しない社会だ。

→かなり強引な論理。

日本社会は女性たちに性的搾取を強いてきたし、21世紀に入っても、このような人権無視の環境が広がっている。

困窮女性に対し、福祉や生活保障を充実させて解放するような方向性には一貫して動いていない。

誤解してほしくないのは、生活困窮者支援をするなかで、今回の緊急時だから女性が「性の商品化」をされているのではなく、日常的にそうなっている社会構造があるということだ。日常的に問題視されてこなかったものである。

岡村隆史を含めて「性の商品化」を待ち望み、女性の生活困窮や貧困を支援、縮小に向けて取り組むのではなく、待ち望む下劣な購入者たちが市場で待っている。

なぜ岡村のような力ある大人たち、力ある社会の構成員たちは女性の福祉拡充、生活支援の拡充を望まないのだろうか。

そろそろ、貧困や生活困窮を利用し、苦しい立場に置かれている人々を温存するようなことは無くしていく方向に舵を切らないだろうか。

本稿ではセックスワークの是非を議論することはしないが、なぜこれほどまでに女性を性的搾取することに執着し、生活困窮や貧困から解放するのではなく、待ち望む野蛮な社会になっているのか。

このような女性の性を購入する人々の問題を「見える化」し、改めて社会福祉や生活保障をしていく社会への転換を図るべきであろう。

止むに止まれず、10代の女性、学生、シングルマザーなど生活に苦しむ人たちが性を売らなくても生活が可能な社会への転換こそ必要である。

岡村がいうような野蛮で下劣な社会のままにしておくのはもう止めていこう。

→貧困と岡村の発言は全く別問題。

まず、藤田氏は「自ら風俗を選択している人」への配慮が全くない。「女性は風俗嬢になるべからず」と言うものでこちらの方が性差別ではないだろうか?女性には風俗で働く自由があり、男性も風俗店に行く自由がある。社会もうまく回り経済にある程度の貢献もある。

今回の岡村氏の発言の真意は「風俗で働くと言う選択肢をした女性が多く短期で入るだろうから待つ」と言うものだ。確かに、女性からすると「嫌な気持ち」にはなるが、最低に下劣と言われるほどの発言だろうか?

また藤田氏は「影響力が大きい人が公共の電波でする発言ではない」と言うが、深夜ラジオを全く理解していない人の発言だ。

まず、オールナイトニッポンをはじめとする深夜ラジオは聴取率がほとんど動きがない。これは既存のメディアと違って「固定ファンがいる」ことを示している。つまり岡村が好きだから聴いている人がほとんどなのだ。深夜ならではの放送コードがゆるく、本音で語るから面白いのだ。(テレビですら夜にアダルト番組を編成する。)

何より発言した時刻が午前3時前だ。

そんな時間の出来事に対してこれほどまで影響力を持つ社会になってしまったことに本当に住みづらさを感じる。

もし貧困を理由に風俗で働かざるを得ないと言う人が本当にいれば「岡村氏の発言がどう思うか」コメントが欲しい。

コメント