JCBザ・クラスのポイント還元率が激減!メンセレ劣化も併せて解約続出・・・

クレジットカード

JCB THE CLASS(ザ・クラス)は日本で唯一の国際ブランドであるJCBが発行する最高級ブラックカードである。申し込みなどは行っておらず、その取得にはJCBが独自に設けている審査に合格しなければならない。その審査に合格した者だけが所有を許され、インビテーションが送らてくる、まさに最高位にふさわしいラグジュアリーカードである。

ザ・クラスの年会費は55,000円と高いが、取得のメリットとしてこれまで挙げられて来たのが

  • 年会費半分相当のメンバーズセレクション
  • 豊富なディズニーリゾート関連の特典

と言われている。しかし2018年以降からどんどんと「改悪」と呼ばれる特典や規約の変更が行われていて、元から所有していた人による解約が続出しているという。2020年はさらにポイント還元率の低下やめメンバーズセレクションのグレードダウンが行われておりまさに風前の灯となっている。その状況を詳しく解説していきたい。

ポイント還元率がここ数年で激減!

JCBには独自のポイントである「Oki Dokiポイント」がある。

1,000円(税込み) につき1ポイント貯まるシステムで溜まったポイントは他の楽天ポイントやTポイントに返還したり商品に交換したりすることができる。

このOki Dokiポイントが2020年から人知れず改悪化していることをご存知だろうか?これまで1ポイント最大の還元率はJCB×Yahoo!Tポイントクラブの還元率0.5%(1ポイント=5円)であった。しかし、このプログラムが2020年5月をもって終了。Tポイントへの交換すらできなくなってしまった。

現在、最も還元率がいいポイントシステムは楽天ポイントで還元率は0.4%(1ポイント=4円)であるが、なんとこの楽天ポイントの交換比率も2020年12月をもって還元率が0.3%(1ポイント=3円)に減少してしまう。

これまでTポイントや楽天ポイントはそれぞれのECサイトとの親和性より使いやすい(消費しやすい)のがウリあったが、今後はどんどんとポイント使用の幅が狭まってしまう。

商品やnanacoポイントなんかと交換したくないもんね・・・

楽天カードやYahoo!カードの還元率は1.0%(1ポイント=1円)であるため、還元率を重視する人にとって選択肢から外した方がいいだろう。

JCBにはSTAR MEMBERS(スターメンバーズ)というポイントアッププログラムもあるが、年間で最大で300万円以上利用した場合でも70%(ザ・クラス、プラチナのみでゴールドは60%それ以下は50%)のみのアップであるため楽天ポイント(還元率0.3%)でも最大で0.5%となるため全く持って話にならない。

メンバーズセレクションの魅力激減

ただでさえ、ポイント還元率が下がっているのにさらに追い打ちをかけるように魅力の一つであったメンバーズセレクション(通称メンセレ)もどんどんと劣化している。

  • クラブ33の消滅
  • 国内旅行ギフト券が-5,000円

ザ・クラスを所有する目的の大きな位置を占めていたのが、このメンセレではないだろうか。ディズニー好きにはたまらない魅力があり、なかでも有名なのが東京ディズニーリゾート内にある会員制のレストラン「クラブ33」へ入室できる権利がこまで得られていた。このクラブ33の予約権が2018年度を最後にメンセレから消滅。現在は全く申し込むことができなくなった。

一説によるとJCBザ・クラスホルダーが利用し、SNSなどにアップしたり店でのマナーが悪かったりという苦情が殺到したために中止になったとされています。

東京ディズニーリゾートパークチケット(パスポート) 2枚(16,400円)ぬいぐるみなどのグッズ(8,800円)
ディズニーリゾートへのサービスは継続されているため好きな人にとってはお得であるといえる。

JCBはその翌年の2019年から入手基準を大幅に下げたということも知られていてどんどんと一般大衆向けのクレジットカードへとマイナーチェンジをしています。

また、最も需要が高い国内旅行ギフト券が-5,000円の20,000円分と改悪、JCBにとって儲けの高い海外旅行へは+5,000円の30,000円ともはや商業目的のカードと化しています。

ブラックカードを身にまとったゴールドカードと言われています

また、新型コロナウィルスによってJCBの得意としていた旅行分野が壊滅的なためさらに魅力が激減している。そのためJCBザ・クラスの解約が続出している。

2021年インビテーションを狙う人はチャンス!

一方、JCBザ・クラスを狙う人にとってはまたとないチャンスである。2018年以降、取得基準を大幅に下げていることに加えてこのような経済状況や解約が相次いでいる中、さらなる基準を下げて顧客を取り込もうとするのは必至だ。

そのため2021年のインビテーションはかなり増加するとみられているため、JCBプラチナやJCBゴールドを所有している人は多少追い込んでみてはいかがでしょうか。

ただ、今後サービスが充実する方向へシフトすることは考えづらいために所有に関しては慎重に検討した方がいいだろう。

 

コメント

  1. ウーマロ より:

    去年までにJCBプラチナを3年間使って毎年1000万円以上使ってたのにザ・クラスのインビ来なかったし、JCBが誠意が無いことが分かったからプラチナ解約しようか本気で思ってる。年150万だか200万だかしか使ってない人がインビ貰ったってあちこちに書いてあったし、なんかふざけてるなと思うわ。
    別にJCB解約したってセンチュリオンカード、ダイナースプレミアム、個人のラグジュアリーゴールドカード持ってるし、必要ないだろう。
    JCBだけしか使えない店なんてほとんど無いしね。