前回の記事で、「カロリー制限や食事制限、運動がダイエットにとって全く影響しない」
という衝撃的な事実を最新の欧米の論文から明らかにした。
食べないで痩せることは不可能、「食べて痩せる」
ここでしっかりと認識して欲しいのは体重を減らすのではなくて脂肪を減らすことが目的だ。
長い目で見てリバウンドをしない健康的な体を作るためには短期間で脂肪だけを燃焼する必要がある。
そんな都合のいいことできるわけないだろ?
それができるのである・・・!
カラダを糖代謝モードから脂肪代謝(燃焼)モードへ変更させる!
- 通常時 ⇨ 糖代謝モード・・・糖質をエネルギーにして脳、内臓や筋肉を動かしている。
- 特殊時 ⇨ 脂肪代謝モード・・脂質を元にエネルギー源を作り出して 〃
この特殊時というのがキモで、いろいろな条件が揃わないとなかなかこのモードに入らないのだ。
順を追って説明していこう。
まず、脂肪代謝モードになるための第一条件として糖を体内から枯渇させる必要がある。ご飯を茶碗半分にするとか、パンを全粒粉にするとかそういう甘いレベルの話ではなく、一切摂取しないことが必要だ。
もちろん炭水化物(糖質)を取ることは健康においては大切であるため、あくまで短期間で脂肪を燃焼させて5kg、10kg、20kg痩せるためには、糖質はほぼカットする必要があるのが前提だ。
具体的には糖質の貯蔵庫であるグリコーゲンが体内(脳、肝臓、筋肉など)に400gあると言われているが、これを全てなくす必要がある。そのためには、中途半端な糖質制限であると枯渇することなく一生「糖質代謝モード」が続いてしまうのだ。
ケトジェニックダイエット(Ketogenic Diet)
主に脂質から作られる。
- 高脂肪
- 中タンパク質
- 低糖質
これがざっくりとした食事のイメージである。
高脂肪についてだが、「牛肉、豚肉、鶏肉バンバン食べていいよ!」といった内容で様々なネット上で書かれていることが多いが、先ほども述べたように、日本人は欧米人と比べて胃腸が弱いため肉の油を分解する能力が低い。そのため、主に脂肪として摂取するのはMCTオイルだ。
MCTオイルとはココナッツオイルから中鎖脂肪酸だけを抽出した油であり摂取・吸収されれば直接、肝臓に届けられてケトン体を作り出すことができる。※ココナッツオイルでは他の脂肪酸が含まれていて効率が落ちる。
過去にケトジェニックダイエットは別に実際に試した感想を述べているのでこちらを参考にして欲しい。
MCTオイルを3ヶ月使ってみた!ダイエットや抗カンジダ作用などその効果・体感は?
・MCTオイルは1日45〜80g ⇨ 空きっ腹はNGで1日数回に分けて摂取
・タンパク質は1日 体重g ⇨ 多く摂取すると、糖を作り出すので注意
・オメガ3 ⇨ ケトン体の生成の他にも健康に好影響
・ビタミンミネラルサプリ ⇨ 健康維持のため
ケトジェニックダイエットを試して失敗したら?
まず間違いなく体内で「ケトン体」が働いていないことを疑った方がいい。たとえば、糖質の量が多かったり、タンパク質を取りすぎていたり、MCTオイルが偽物だったりなど。特に糖質制限でいえば、たとえば野菜にかけたドレッシングが糖質たっぷりだったり、ステーキの備えつけの野菜がじゃがいもや揚げたポテトなどだったり、意外と糖質過多である場合が多い。脂肪燃焼モードはしっかりとスイッチさえ入ってば多少の糖質でもケトジェニック状態は続くと言われているが、中途半端だと途端に糖代謝に戻ろうとする傾向がある。
とにかく辛くてお金がかかるかもしれないが短期間で劇的に痩せる楽しみを味わって欲しい。
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