新型コロナ肺炎は「腸内細菌」の仕業?PCR検査の弱点はこのせいだ!

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新型コロナウイルスについての研究が進められていく中で、驚きの論文が発表された。

新型コロナウイルス感染によって引き起こされる肺炎症状(Covid-19)の流行はウイルスの力を借りたプレボテラ細菌によって引き起こされているのでは?という内容だ。

つまり肺炎症状は新型コロナウイルスではなく腸内細菌が原因ではないかという説である。

新型コロナウイルスは「体内細菌」にも感染する

新型コロナウイルスをはじめとするウイルス群は体内の細胞だけではなく、細菌にも感染することが近年の研究で明らかになっている。

論文によれば、その体内細菌である「プレボテラ属細菌」がウイルス感染してしまい肺炎を悪化させてしまっているという。

感染者を調査するとウイルス量に比べてプロボテラ細菌が100倍も

論文によると中国と香港の新型コロナウイルス感染者を調べたところ、その数がウイルスに比べて100倍近くプロブテラ細菌の量が多いことがわかった。

そもそもプロボテラ細菌は腸内では「日和見菌」と呼ばれ悪玉でも善玉でもない中性の細菌であるが、大量発生すると悪玉へ変化する性質があるという。

これについて栄養学の権威で人気YouTuberの信長氏はこう解説している。

トロイ(トルコ)の木馬はトロイ戦争で戦利品として城へ持ち込んだ木馬の中に大量のギリシャ軍が潜んでいて軍を倒したという逸話に例えている。

日和見菌であるプロボテラ細菌に新型コロナウイルスが入り込む。体の中ではプレボテラは悪さをしないと判断しているためウイルス感染したとしても攻撃したりしない。その間にどんどんと細菌が通常細胞を攻撃するという。この細菌感染のことをバクテリオファージと呼ぶ。

新型コロナではなく一般のコロナウイルスもこれまでバクテリオファージを起こす性質が確認されていて、今回もその影響が大きいとみられている。

ウイルスは体内細胞だけでなく、なんでもない細菌に感染して体内を攻撃することからも非常にたちが悪いことがわかる。

PCR検査の偽陰性は「プロボテラ細菌」に隠れているから?

体内の細菌叢は食事によって主に3つに分られている。欧米肉食中心の「バクテロイテス」、肥満型の「ルミノコッカス」、そして今回のアジア型糖質食である「プロボテラ」があげられる。

これらはどれがいい悪いというのはなく、ただの傾向であるので注意が必要だ。

そしてPCR検査の精度は現在6〜7割とされていて、多いときで4割は偽陰性(本当は陽性なのに陰性と判断されてしまうこと)となってしまう。これは、コロナウイルスがプレボテラ最近の中に隠れている可能性が高いとしている。

感染者にビフィズス菌や乳酸菌が減少

さらに新型コロナウイルス感染者の腸内細菌を調べるとビフィズス菌や乳酸菌といった「プロバイオティクス」が減少しているということで、日頃から善玉菌を摂取し体内を整えることが大切であるとしている。

ただ、ここでも注意すべき点として善玉菌についても単種を摂取するのではなく複数の株を摂取することでウイルス感染へのリスクヘッジを行うことが必要だ。

ビタミンDの摂取も重要

これまでプロブテラ細菌による肺炎悪化の可能性を述べた。最近の研究ではさらに「ビタミンD欠乏」により体内の免疫機能が低下し肺炎が悪化しているという説も出てきている。おそらく新型コロナは多角的な方法で体内へ攻撃するために、私たちはその特徴をしっかりと調査し、重症化しない体つくりをおこなう必要があると考えている。

 

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