人気お笑いコンビくりぃむしちゅーがパーソナリティをつとめていた伝説のラジオ番組「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」。
今から１０年以上前のコンテンツにも関わらず今でもカルト的な人気を誇る伝説のラジオ番組だ。
その中でも一番人気の話題として、有田哲平と上田晋也の2人の出身高校である熊本県立済済黌高校のラグビー部での話だ。完全な内輪ネタにも関わらず「済済黌ラグビー部祭り」という特番まで放送されるなどファンに取ってはたまらないコンテンツであった。
今回は、済済黌のラグビー部ネタを厳選してまとめてみた！
黒瀬直邦（くろせなおくに） あだ名：じきせ、ちょっくに、など
くりぃむしちゅーの2人が通っていた済済黌高校のラグビー部の顧問で数学の教師。
融通の効かない性格で有名。冴えない雰囲気で口癖は「なんか？（標準語でなんだ？）」。何も起こっていないにも関わらず生徒に問いただす。
明日が高校生活最後の試合という大事な瞬間を前に監督が挨拶した後、黒瀬先生が食い気味に「ちょっとよかですか？」と話に割り込む。
黒瀬「お疲れさんだね。今日の練習はお疲れさんだね。確かに明日大事な試合が控えているね。でもお前たちは学生だな？」
生徒「はい」
黒瀬「ってことは来週には期末テストが控えている。ってことでちゃんと今日も勉強しろ。お前らちゃんと宿題もでとっとだろうがい？」
生徒「はい」
黒瀬「じゃあ今日は帰って明日の試合よりまず宿題をしろ」
生徒「いや・・でも明日は大事な試合・・」
黒瀬「なんか？」
生徒「いや・・」
黒瀬「なんか？」
生徒「大事な！」
黒瀬「なんか？」
生徒「試合が」
黒瀬「なんか？」
生徒「・・・・はい」
黒瀬「僕から以上」
まさにくりぃむしちゅーの2人のルーツであり、ネタコーナーでも何度も何度も登場する最高傑作なキャラクターで広くリスナーから愛されていた。
米森先輩
くりぃむしちゅーの2人より１個上の先輩で、１８０センチ以上体重９０キロの巨漢。熊本県民なのに唯一標準語を喋る先輩。いつもは後輩に厳しく当たったりしごいたりするくせに、時に俺は物わかりがいい先輩だろといったコミュニケーションをはかってくる池好かない人物。
名場面といえばラグビーの試合中に、雨が降っていたグラウンドでおきた事件。米森先輩は前の試合でタックルされて脳震盪を起こし頭に包帯を巻いてベンチにいた。（脳震盪を起こした選手は試合に出られない期間がある）
その日はレギュラーにも関わらず試合を見学をしていた。米森先輩のポジションにくりぃむしちゅーの同級生の中瀬（ぷ）が出ていた。慣れないポジションの中瀬はミスを連発。ラグビー部監督のマサキヨが激怒。厳しく叱責したのち突然「よし！米森準備しろ！」と脳震盪で出られない米森先輩を出場させようとしていた。慌てた先輩の一人がマサキヨ監督を説得に入ったが聞かず、米森先輩は急いでユニフォームに着替えアップをしていた。
するとマサキヨが「米森！何をお前はやっているんだ！お前は脳震盪を起こしているからダメだろ！」と急に前言を撤回してまさかの叱責。
そのまさかの展開にベンチで見守っていたくりぃむ等後輩たちが米森先輩に同情していると突然「何やお前等！見んな！」と激怒。
その時に米森が隣に座っていた中村タイスケに「俺って言ったよな？」と確認し中村が「ゆったよゆった！確かにゆった」という名言が生まれた。
中瀬たけし あだ名：ぷ
上田の小学４年生からの同級生。あだ名の「ぷ」は呼び掛けた際の返事が普通「ん？」というところ「ぷっ」に聞こえるからに由来。数々の逸話を残すことで有名。代表的な事件が「ぷ、ぶん殴られ事件」
くりぃむと中瀬が入部したての頃、マサキヨ監督が「高いボールをとるには」という練習方法を教えると提案。「もっいっちょ集合」と一年生を集めて指導にあたった。マサキヨ監督は165センチしかなく小柄。しかしこんな小さい体でも高いボールをとることができるんだ。「よし、証明しよう」と180センチの中瀬を呼んで前に立たせた。普通に投げたら高い玉は中瀬がとるはずだ。
マサキヨ「よしまずは俺がたったままで取れるかやってみよう」
ー ポーン 中瀬がキャッチ
マサキヨ「ただ、こういう背の高い奴にも勝てる方法がある」
ー マサキヨが後ろに後ずさりをする
マサキヨ「よし！中瀬の上にボールを上げろ」
ー マサキヨダッシュしてジャンプ
ジャンプしても届かずボールを取ったのは中瀬だった。ボールを取れなかったマサキヨ監督はみんな見ている中で「ヤバイ」という顔した瞬間に、中瀬のボディにパンチを入れてボールを奪うという荒技に出た。
マサキヨ「な？そうだろ」
中瀬「いっちゃーーー保健室行かせてください」
これが後に語り継がれる「ぷ、ぶん殴られ事件」だ。
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