筋トレをしている人にとっての最終目標はクリスティアーノ・ロナウドのような綺麗に割れた「シックス・パック」だ。
ガチガチに割れた腹筋を目指して巷に流れる「腹筋を割るトレーニング」を繰り返しても腹筋が割れるどころか腹回りの脂肪が全く取れない人が多いのではないだろうか？
腕や胸がいい感じなのになぜか腹回りだけダメなんだよな
- 自分のトレーニングが間違っていたのではないか？
- もっと激しい有酸素運動を増やそう
など、より追い込む人がいる一方でトレーニングを諦めて元の体にリバウンドしてしまう人もいるのではないだろうか。
何故あなたの腹筋が割れないのか？それはトレーニングが悪いのではなく、体の構造上しょうがないのだ。しっかりと体の構造を知ることができれば誰でも腹筋を割ることができる。
「腹周りの脂肪だけ落ちない」という勘違い
まず、あなたがちゃんとトレーニングをしているのであれば、間違いなく腹回りの脂肪は取れている。決して「腹周りだけ落ちない」とか「トレーニングが間違っている」訳ではないことを知って欲しい。何故そのような錯覚に陥るかというと、他の部位が落ちやすいしわかりやすいからだと言える。ダイエットを初めてまず体の変化がわかるのは、「顎周り」や「脇腹」ではないだろうか？
確かにダイエットして一番最初に気づかれるのって顔とかだよね
これは体の構造を見ればわかるのだが、脂肪がそもそもつきにくいし、落ちればすぐ「骨」なので変化が見えやすい。簡単なトレーニングですぐに達成感があるためにその調子ですぐに腹も落ちると勘違いすることがダイエットの落とし穴の一つだ。
もちろん顔などが痩せてきているのであれば腹ももちろん同じくらいに痩せているのであるが、その変化は非常にわかりにくい。何故なら腹回りの脂肪はそもそもたくさん蓄えられる構造であり、皮膚の下だけでなく内臓にもついているため時間がかかる。顎の肉を落とすのとは訳が違うのだ。そのため小さな変化が気付きにくいために諦めてしまう人が現れてしまうのだ。
腹筋トレーニングを繰り返す
これもよく勘違いしている人が多いのだが、ボディビルダーなどのバキバキの腹筋は僕らが想像するような「腹筋トレーニング」で作られているものではない。デッドリフトなどの複合的に大きな筋肉を鍛えて細かい部分を整えるために集中的なトレーニングをするのだ。腹筋の脂肪が落ちないといって腹筋トレーニング１００回などという人がたまにいるが、全く意味がない。
でも腹筋し後って結構締まる感覚あるから好きなんだよな
確かに腹筋は大きな筋肉で効果はあるが、自宅でトレーニングすると腰に負担をかけたりするのであまりオススメできない。それに腹筋を鍛えたからといって「腹の脂肪」の部分痩せのようなことは絶対起きないため意味がない。もしやるのであれば上記のデッドリフトやスクワットなどの体全体の筋肉を総動員する動きの方が間違いなくお腹の筋肉は痩せてくる。
有酸素運動を増やして追い込もう！
腹回りの脂肪を落とすために有酸素運動を強化するといった人がいるが、一番やってはいけない行動だと断言できる。
でも間違いなく有酸素運動は腹回りの肉落ちるよね？
確かに、有酸素運動で脂肪の燃焼はおきるし、痩せることができる。しかし、継続的に続けていくと体は「ホメオスタシス（恒常性の維持）」という機能が働いて「痩せにくい体」へと進化してしまうのである。また有酸素運動のやりすぎはせっかくトレーニングで鍛えた筋肉を分解してしまうといったデメリットがあるのでオススメできない。つまりやればやるほど一時的に脂肪が落ちるが、体が痩せにくくなったり、リバウンドしやすくなったりと後々挫折した時に悪影響を及ぼしてしまうのである。
あくまでも有酸素運動は軽く、長くても１０分以内で軽く抑えるのがいいとされている。
腹筋を割るのにはかなりの時間がかかる
薄々気づいているかもしれないが、腹筋を割るという行為は相当大変だ。体脂肪率も１０％を切るくらいの状態にならないと割れてこないためにそもそもめちゃくちゃハードルが高いものだということを自覚して欲しい。
顎や脇腹がLv１としたら腹筋割りはLV９９くらいの感覚
それくらい時間がかかるものということを十分意識して、あまり気負わずにゆっくりと挑戦することがいい。あまりガチガチにやりすぎると挫折するので時には「おまんじゅう」をバカ食いしてもいいし、トレーニングをサボることもあってもいいだろう。決して三日坊主にならないようにメンタルを保ち続けていくことが一番の近道であると言える。
いかがだったであろうか、すべて当てはまっている人もいたのではないだろうか？ダイエットの常識はどんどん変わってきているため自分の中で凝り固まらないように自分のペースでトレーニングを続けていくことが必要だ。
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