弱小サラリーマン+副業こそ現代最強の生き方だ!

ライフスタイル

サラリーマンになって10年。

私が就職活動していたころと比べて世界がガラリと変わってしまっている。

もし、この状況を知っていたら就職活動は全く違う企業を選択していただろう。

液晶テレビで最強だったシャープが海外資本に買われ、世界の東芝が虫の息と家電メーカーが壊滅的な状況になったかと思えば、

人気の就職先で将来が安泰といわれていた、みずほ銀行や三井住友銀行などのメガバングがマイナス金利と技術革新が業界を直撃、相次いで大規模なリストラを発表。まことしやかな情報ではあるが、若手社員が見切りをつけてどんどんと転職していると聞いている。10年前にはおよそ考えられなかったであろう。メガバングですらそうなのだから、どの業界にも、ある日突然Xデーがくる可能性がある。

人気の就職先に「公務員」が上位に挙げられていることも、不確かな世相に対して敏感に反応しているものだろう。

ただ、果たして念願の「公務員」に就職したからとしても、また政治や国内世論などを揺るがす事件がたちまち起きれば、社会は相転移ともいえる変化を見せ、これまでの「公務員神話」がまたガラガラと崩れてしまうこともある。そのため、どの業界も全く安心できない状況なのではないだろうか。

こんな不確かな世の中で、生き抜くための一番の「資産形成&防衛戦略」として考えられるのが、「弱小サラリーマン+副業」の組み合わせだ。

この理由について述べていきたいと思う。

会社に人生を預けてはいけない。

「会社に人生を預けるな」というと勝間和代氏の著書のようなであるが、令和時代は平成以上に経済の仕組みやが早く混沌とすることは間違いない。

今の会社が明日も明後日も同じように利益を出せると限らない。

つまり、給料が来月も同じ金額をもらえる保証は全くないのだ。会社の給与だけに人生を任せているとある日突然0となれば確実に狼狽する。そのためにはなるべく早いうちから会社に依存しない「副収入」を見つけておく必要がある。

大企業や安定した社員であれば、どんどんと出世して給料が上がるであろう、しかし何度も言うように根本から崩れてしまえば元も子もない。

もし社内で出世して大きくなりたいと考えている人がいればその考えを改めた方がいい。会社に人生を預けるとメンタル的にも経済的にも不衛生である。すぐに出世コースから外れよう。定時に帰り、自分の時間を作ってしっかりと「副収入」を得られる何かを探そう。

そのため、大企業のサラリーマンより、弱小のサラリーマンの方が自由度が高くまた、より専門性が高くかつ幅広い業務に従事している為、副収入の選択肢が増える可能性がある。

それは一体なぜか?次に述べていきたいと思う。

手に職をつけている人が強い時代になった

近年、なりたい職業の上位に挙がってきている「You Tuber」。ヒカキンさんを初めとした初期組を除くと、今、You Tube上で視聴者を引き付けているのが「職人系の動画」だ。これまで日の目を見てこなかった「手に職を得た職人」のチャンネルが世間から求められている。

例えば、「洗車のプロが教える車の洗車動画」や、「包丁をひたすら研ぐ動画」などに始まり、自分の職業の深い知識や経験を伝えるものだ。大企業などの広告ではなく、そこには「リアル」があるので、視聴者も安心して観られるのである。

大企業で働いている人間は高度な情報を知りえるが、仕事の幅は狭く、一般的に受け入れられるものではない、一方で中小企業のサラリーマンなどの知識や技術が「金」になっているのだ。

ただ、自分の仕事をなんでも表現してもいいかというと全く違う!自分の仕事をそのまま表現すると会社から訴えられることもあるだろう。

副業禁止は「企業の情報漏洩」を防止したもの

よく「副業」を社内規則で禁止している企業がある。帰宅すればプライベートな時間であり、なぜバイトをしちゃいけないのだろう?と思う人もいるのではないか。

ではなぜ、企業が副業を禁止するかというと、勤めている企業の技術や情報を外部に漏洩するのを恐れているからである。当然といえば当然だ。もし副業をOKにすれば、競合会社に勤務することが可能になるため自社の情報が洩れるリスクが計り知れなくなる。

なので、より一層、大企業に勤めている人よりは高度な情報規制があり、副業は難しくなるであろう。

かといって企業の職員が副業をしてはならないのか?という問いに対して、条件を満たしていればそれは「いい」と考えている。

例えばYou Tubeなどに自社の情報を匿名で流すというのは情報漏洩であり「論外」であるが、自分の料理を挙げたり、映画の論評を挙げたりすることは可能であると思う。You Tubeの動画作成はあくま「趣味」の一環であり、個人が所属企業と切り離したものを提供する分には文句は言われないであろう。もしそれができないのであれば、不動産収入なども得られないものになってしまうだろう。

弱小サラリーマンであれば個人の倫理観や道徳にもよるが、自分の専門性を会社の利益を侵害しなければ表現することもいいと思っている。

どんな副業をすればいいか?

おススメするのはやはりなんといっても「You Tube」だ。近年どんどんと「収益化」が難しくなっているといわれているが、これは間違いだ。収益化が難しくなっているのはあくまで「体験系」などの誰でもできる「大食い」「○○してみた」「買ってみた」のような分野が超レッドオーシャンになっているだけで、依然ニッチな分野では新規参入者はむしろプラスに働いていると思っている。自分の特技や趣味が社会にとって有益であると判断されれば今後も十分に収益化が可能だ。「You Tubeは動画の編集がつきものでできない!」なんて人も中にはいるだろうと思うが正直編集なんて全くいらない。スマホ1台あればOK!編集ができないのであれば編集せずにそのままアップロードすればいい。とにかく簡単なので一歩踏み出してほしい。一歩踏み出せば、「もっとこうしよう」再生回数を増やすにはどうしたらいいか?ということを考えるようになる。これが社畜からの離脱の第一歩である。

次におススメするのは「ブログ」。これも10年前から「オワコン」と言われているものであるが、十分に収益可能だ。上でYou Tubeを勧めたが、実際問題今後の将来、長いスパンで「広告収入が安定するか?」という問いに対し、疑問符が付くが、ブログはもちろん将来の収入を保証するものではないが、You Tubeに比べるとそのボラティリティ(変化の量)は少ないであろう。なぜならYou Tubeはプラットフォームが変わる可能性があるが、ブログは「文字」でありネット創成期から変化がないため安定しているであろう。またブログはどうしても人前で表現するのが嫌だという人にも向いている。

コンテンツは時代を生き抜く「力」

ここまでみてくるとわかると思うが、コンテンツを持つことは自分の収益にとって大きな「力」である。大企業で残業をしまくって出世し、責任が生まれのぼりつめて定年を迎えて何もない人生を過ごすより、中小で何でも屋として技術を高めて、定時に帰り「趣味」を深めた方が間違いなく人生も裕になるし産み出される「コンテンツ」としてもはるかに魅力である。不確かな時代を生き抜くためにはコンテンツを高めていく努力、すなわち会社とは別の人生を極めていった方がいい。

弱小サラリーマン+副業が現代最強の生き方だ!

上記で述べた通り、弱小サラリーマンと副業は「最強」だ。またほかにもサラリーマンのいいところがあって健康保険など充実した「福利厚生」も魅力だ。個人事業主は圧倒的に弱い。

万が一の病気などの際はサラリーマンの健康保険は病気の治療費に対しても、休職手当やその後のケアに関しても手厚い。一方、個人事業主にとって「病気」すなわち「無収入」である。

サラリーマンのいいところだけを享受し、足りない収入面を副業でブーストするのだ。

副業もある程度であれば「節税」のテクニックが適用できるので、これもまた素晴らしい。

さらに、もし会社がつぶれてしまった時、無収入であるのと副業の収入があるのでは精神的にも今後の活動の仕方についても出方が全く違う。無理して就職活動しても向こうに足元を見られるだけだ。

これからは社会に消費されるのではなく、自ら提供していくことが不確かな時代を生き抜く唯一の方法であると思う。

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