マジックザギャザリング(MTG)は世界中で人気のトレーディングカードゲームである。
中でもMTGアリーナというネット対戦が発表されてから世界中でなんと4000万人がダウンロードしてプレイしているなどかなりの人気を博している。
しかし、、、今その人気に陰りが出ているのをご存知だろうか?
アリーナを取り巻く環境の中で「不正」という言葉が取り巻いており、ネットではアリーナを離れる人、MTG自体を引退する人が続出しているという。
・アリーナは課金させようとしてわざと勝敗をコントロールしている。
・ランクアップ時に急に勝てなくなるの何故?・アリーナに不正の質問したら無視された
・同じ対戦相手に何度も当たるのおかしくねww?
Twitterより
特に初心者や課金をしていない人にとってMTGアリーナの勝敗を操作するような分配プログラムについては、昔から度々議論がされており利用者が不信感を持つ元になっているのだ。
運営は質問を完全無視を貫く
紙媒体は完全にランダムで、カードの分配をコントロールされることは手練れの手品師でもない限りは絶対にない。
しかし、アリーナなどのネット対戦では、運営が「ランダム」とたとえ謳っていても本当かどうかはわからない。
現に、これまでに不正とも思われるプログラムが何度も指摘されているが、その指摘に対して運営の回答は「完全にランダムである」というのみだ。
証拠がない中で完全にランダムとの主張は信じられないし、運営はどのプログラムによって完全にランダムであるか、しっかりと示す必要がある。
しかし、ユーザーが突っ込んだ回答を求めると「完全無視」を貫き、回答を避けるのだ。
プロプレイヤー以外は勝てるデッキなど存在しない
プロプレイヤーの勝負はおそらくランダムである(と信じたい。一説によると人種差別が存在する)
しかし、初心者や一般的なユーザーは残念ながら勝てるデッキなど存在しない。トッププロプレイヤーが使っていた「No.1デッキ」を真似てもだ。
おそらく、調整のためにプログラムされた対戦相手と高い確率で当たるため、4000万人というプレイヤーがいるにもかかわらず、一日に何度も同じ対戦相手と当たるのだ。
1日に同じ対戦相手と当たる確率など、一般的な対面での対戦を考えてみよう。400人の会場で同じ対戦と当たる確率は1/400、100回対戦しても1/4という確率だ。
しかし、実際にアリーナを対戦した人ならばわかると思うが、1日数十回の対戦で同じ対戦相手が必ず現れるし、多い時は2回連続であたることもある。
これをランダムというのであれば、逆にアリーナの運営が危ないことの現れだ。
スタンダードの完全なる衰退
かつての人気フォーマットであったスタンダードは今、衰退の道を辿っている。それには多くの理由があるが、一番大きいのは「禁止改訂」の乱発だ。
【MTG】相次ぐ禁止改定で専門カードショップが倒産寸前?紙離れが急激に加速
アリーナの利用が増えて来ると環境の変化や理解が早く進み、どんどんと勝率の高いデッキが固まってしまう。そのため、トップメタのデッキのキーカードは新弾の発売から1ヶ月もなく禁止されてしまう。そのため、プレイヤーは紙やアリーナでも遊ぶことを躊躇ってしまいどんどんと引退する人が増えているのだ。
MTG専門店で晴れる屋の社長で元プロプレイヤーの斉藤友晴氏は、「スタンダードは紙媒体からアリーナへの移行を促している」との発言していることから、運営は紙ではなく、アリーナでのスタンダードを盛り上げようとしている。
しかし、現実はそうはいかない。アリーナでのスタンダードは
・同じデッキの蔓延
・不正の疑い
・マナーの悪さ
があり、全く面白くないのだ。そのため、アリーナ人口が激減していると言われており、運営の目論見が失敗したと言える。
現在人気があるフォーマットは「統率者戦」というスタンダードと真逆のフォーマットで
・紙媒体でのみが可能な多人数戦
・いろいろなデッキでスリリング
・カジュアルに楽しめる
と言った内容だ。
数多くのプレイヤーが統率者戦へシフトしており、逆にカードショップの売り上げが上がるという現象が起きているのだ。
まとめ
多くのプレイヤーはトレーディングカードゲームとして対面で対戦して面白さにどっぷりハマってると思う。しかし、現在はネットが主流となり、さらに繁栄するかと思いきやその結果は全く逆になってしまっている。
アリーナの不正や相次ぐ禁止改定などの運営の怠慢が目に余る。現在一番ホットなフォーマットが多人数戦ということは今後どんどんと衰退していくしかない状況を暗示している。
是非、今一度アリーナの存在理由を考えて欲しいものだ。
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