ANAを利用する人にとって、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に加入することは大きな夢だ。
国際線特典航空券・アップグレード特典の優先や専用保安検査場、優先搭乗、高級ラウンジの利用などのメリットが満載だ
【ANA】スーパーフライヤーズのメリットを徹底解説!上級会員ステイタスを目指す!
しかし、SFCの入会資格であるプレミアムポイント(搭乗実績)をあげるのは至難の業だ。
中にはひたすら飛行機を乗り搭乗実績をあげる「修行」を行っている人もたくさんいる位だ。
ただ、闇雲に乗り続けても効率が悪かったり、時間がかかったりすることが多い。
2018年10月改正ダイヤではANAグループの国内線はなんと119路線。国際線も84路線におよぶ。
こうした多様な航路の中から効率の良いものだけを選びつつ、ひたすら飛行機に乗り続けることが、プラチナステイタス獲得への近道だ。
50,000プレミアムポイント獲得を目指す!
上級会員のステイタスを獲得するには、どれだけのプレミアムポイントを積算する必要があるのだろうか?
必要なプレミアムポイントは、ブロンズで30,000ポイント、プラチナでは50,000ポイント、ダイヤモンドでは100,000ポイントだ。
目指すべきは、SFCに入会できるプラチナのステイタス、50,000プレミアムポイントの獲得だ。
なお、このうちの半分以上はANAグループ便で獲得しなければならない。
必要なプレミアムポイントを獲得するまでの「修行」
毎月のように飛行機を利用して遠方へ出張を繰り返すビジネスマンであれば、みるみるうちにプレミアムポイントがたまり、苦もなく50,000ポイントまで到達するかもしれないが、そのように恵まれた環境にある人は少ない。
大半は、1年の中で空旅に遠出ができる機会は限られている。
このような環境で、プラチナのステイタス獲得に必要な50,000ポイントに到達するのは、困難で険しい。プレミアムポイントは1年でリセットされてしまうため、短期間で一気に達成しなければならない。
上級会員を目指すとなると、それまでの日常生活とは違った行動パターンで取り組まなければならない。高い目標を持って険しい道を進むことから修行と呼ばれるようになった。
コスパ最強のOKA-SINでプレミアムポイント大量ゲット!
この修行をいかに効率的に行うのが鍵になるのだが、ここでは、プレミアムポイントの単価が低く(なるべく安く)一度に大量に獲得できるオススメの路線を紹介したい。
国内線の中では多くのプレミアムポイントを獲得できる羽田ー那覇便であるが、この区間に国際線を加えるというワザだ。
那覇を出発地にシンガポールを目的地に設定してみる。しかし、那覇からシンガポールの直行便はないため、一度羽田か成田などシンガポール便がある空港を経由せざるを得ない。
那覇ー東京(羽田・成田)ーシンガポールというチケットを購入すると、一見すると那覇ー羽田・成田の国内線のチケットを購入し、ついで東京ーシンガポールという国際線のチケットを別々に購入する必要があるように思う。
ところが実際には、一回の手続きで、東京経由の那覇ーシンガポールというチケットを購入することが可能なのだ。
この仕組みは航空会社の国際的な取り決めによっている。目的地となる海外の空港に直行便がない空港の場合、その空港から目的地の海外空港までのチケットをフライトのある空港経由として一度の手続きで購入できる。
国際航空券の一部として発券される国内区間
那覇ー東京(羽田・成田)ーシンガポールを例に、先ほど説明した内容を解説する。
東京ーシンガポールの国際線に那覇ー羽田・成田の国内線をつなげると、那覇ー羽田・成田は国際航空券の一部として発券される国内区間という扱いになる。
このように、那覇ーシンガポールを1回の手続きで購入すると、那覇ー羽田・成田の国内線のチケットを別々に購入するよりもはるかに安価となる。
これがメリットの一つだ。
チケット代129,240円 + 燃油サーチャージなど13,200円 計142,620円
☆別々に購入した場合
那覇ー羽田・成田往復 25,530円
東京ーシンガポール 13,1890円 計157,420円
東京在住者であれば1回で20,000プレミアムポイント獲得も可能
那覇ー東京(羽田・成田)ーシンガポールの経路のうち、那覇ー羽田のフライトによって獲得できるプレミアムポイントを計算してみる。
国際航空券の一部として発行されるため、路線倍率が2倍かかるため片道1,968ポイント、往復で3936ポイントだ。
東京ーシンガポールの往復チケットをプレミアムエコノミークラスでANA SUPER VALUEで獲得できるポイントは片道5,368ポイント、往復で10,736ポイントとなる。
つまり那覇ーシンガポールの4フライトで獲得できるプレミアムポイントは14,672ポイントとなり、単価は9.7円となる。
この国際航空券の一部として発券している国内区間を利用したテクニックはそれぞれの空港コードを文字ってOKA-SINと呼ばれている。
東京在住の人がOKA-SINを利用するには、那覇までの移動として羽田ー那覇の往復を加えると合計で20,000ポイントを超えることができる。
プラチナ獲得まで50,000ポイントであるため、わずか2回で4/5のプレミアムポイントを獲得することができるのだ。
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