【MTG】統率者戦の人気がスタンダードを超える?今オススメする3つの理由!

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今、マジックザギャザリング(MTG)の中で急速に人口を伸ばしているのフォーマットがある。

それは統率者戦だ。

これまで一部の熱狂的なファンの間で人気でありひっそりと?カジュアルにプレイされた印象があるこのフォーマットがなんと今、スタンダードを超える人気となっている。

統率者戦とは?

統率者戦とは、たくさんの人が同時に楽しめるようなパーティゲームとしてスタートしていて、1体のヒーロー(伝説のクリーチャー)を決めて、合計100枚のデッキを組んで対戦するものである。

同じ名前のカードは土地を除いて1枚しか入れられないことや、統率者の持つ色のみでデッキが構成されていないといけません。

他にも細かいルールがあるが、大まかにいうとこの程度で、誰でも楽しめるフォーマットなのだ!

・伝説のクリーチャー1枚を統率者にする
・その他のカードは99枚のデッキ(合計100枚)
・統率者の持つ固有色のみを持つカードを1枚だけ入れることができる(土地を除く)
・禁止カードも使える
統率者戦は「オリジナル」を発揮できる唯一のフォーマット

MTGはカジュアルに楽しむ分にはとても楽しいカードゲームであるが、スタンダードなどのこれまでの人気フォーマットは基本的にはTier(ランク)分けされたトップデッキが存在していて、それに対して対抗デッキを組んだりという、正直自分のオリジナリティなどというのは全くなく、ただ環境の中の読み合いをして勝敗を目指すという、マジックを楽しむというより勝つことに重きが置かれてきた。

正直、スタンダードなどはほぼカードが決まっていて、展開もほとんど決まっていて見ていても、やっていても全く面白くないのが現状だ。また、トップデッキが蔓延るとすぐに「禁止改定」が行われるために、ファン離れも多く、 MTGの引退を加速させる要因になっていた。

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運営をするウィザーズ社もスタンダードなどのフォーマットを紙媒体からネット対戦へと移行させようとしており、これからどんどんと紙媒体の試合を減らしたり、禁止改定を頻繁に出したりとしようとしている。

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しかし、MTGアリーナにはカジュアルプレイヤーに対して、「絶対に勝てないプログラム」や「人種によって勝敗を左右させるプログラム」が存在しているといい、実はアリーナの人口もかなり激減してきているという。その証拠にネット対戦にもかかわらず1日に何回も同じプレイヤーと対戦するなど世界での人口の少なさがうかがえるのだ。

これらのような事実があり、スタンダードやMTGアリーナに嫌気がさした人たちが続々と始めているのが「統率者戦」なのだ。

統率者戦は同じカードを1枚しか入れられないために、試合ごとに全く違う展開が楽しめる。また多人数での対戦には1対1では味わえないような戦略や運が求められるので本当に味わい深いのだ。

実はこのカードとカードの相性が良かった!なんて発見が毎回起こるので新鮮です。

1対1では味わえないスリリングな展開

通常の構築戦では、対戦相手を倒すことを目的としているために、ライフやデッキを削り切るかなどに焦点が置かれる。しかし、統率者戦は初期ライフが40で、対戦相手が3人もいるため、これまで有効とされていた戦術が全く通用しない。

たとえば、超有名で強力な強迫であるが・・・

これは「対戦相手1人を対象とする」と書かれているために、対象に取られなかった他の2人は無傷で、こちらは1枚カードを失っているため、結果的にカードアドバンテージを与えてしまうのだ。

そのため、統率者戦には他のフォーマットにはないカードプールから選ばなければならない。これがまたまたワクワクさせるのだ。統率者戦には統率者戦での戦い方が存在するのだ。

基本的にはアグロ戦略は通用せずに、序盤は対戦相手を牽制しつつ、ゆっくりとしたテンポで行われるため、普段は絶対使わないような超激重のコストカードがエース級の働きをしたりもする。

普段はカスだが「統率者戦だからこそ活躍する」と言ったカードが無数に存在するため、デッキ構築がさらに面白くなる。

この吸心というカードは、先ほどの強迫に似たカードである。1対1では4マナで1枚ハンデスし1枚ドローという、構築戦では絶対使われないカスカードであるが、統率者戦では、他の3人にハンデスを行い、3枚ドローするという超優良カードへと変貌を遂げるのだ。

構築に自分を表現できる!

統率者戦は現状はカジュアルなフォーマットであり大会などは少ないが、数少ない大会が行われても、ほぼ全く同じデッキは存在しない。同じカードを1枚しか入れられないために、自分が使いたい、デザインが好き、ネタなど構築に鬼ほどこだわれるのが特徴だ。

デーモンだけでデッキ作ってやる!

また統率者として選ぶカードも、「人生で始めてパック開封したらフォイルだった!」というような思い出カードを軸にしたり、どうしても猫が好きだから猫が書かれたカードのみでデッキを作ったりとオリジナリティ溢れるデッキをとことんこだわれるのが最高だ。

ゲームの勝ち方は毎回違う!

これは統率者戦が最もエキサイティングとされる要素の一つで、ゲームの勝敗に再現性が全くないことがあげられる。

スタンダードなどの構築戦は人は違えど同じデッキが乱立したりとゲームの序盤から終盤に掛けて全く同じ展開が続くことがある。これは対戦相手はもちろん、自分も飽きてしまい、引退を考えるきっかけになってしまう。最初のうちは楽しいマジックもいつしか作業のような対戦となってしまい絶望感を味わうのだ。

しかし、統率者戦ではまずそんなことが起こらない。同じカードが1枚しか入れられず、100枚のカードがあるため、ほぼ毎試合全く違うカードが現れることになる。そのため、1試合目では余裕がちしも2試合目で大敗したりとゲームの内容がガラリと入れ替わるためみている方もやっている方も白熱しやすい。

とにかく勝っても負けても楽しいゲームと言えるのだ。

2020年11月に統率者向けの新弾が発売!

世界的な人気をうけて、なんと2020年に11月に「統率者レジェンズ」という統率者戦に特化したカードが多数封入された新弾が発売される。ここ数年どんどんと紙媒体の販売数が減少しているため、この統率者レジェンズをきっかけにさらにMTGの魅力が再発見されることを願っている。

ぜひ統率者戦で遊んでみてはいかがだろうか?

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