テレビのニュースは絶対観てはいけない理由を著名作家が暴露も主張が支離滅裂

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経済評論家で作家の勝間和代氏が自身のYouTubeチャンネルで「テレビでは情報を取り入れてはいけない」と述べて物議をかもしているのである。

テレビは恐怖や猜疑心を煽るものである

勝間氏によると、テレビに流れているニュースの全ては「恐怖」「猜疑心」など人間の根底にある部分を煽り、意図的に洗脳していると指摘している。

その例として「高速道路」での煽り運転についてあげている。高速道路上で起きていることは「煽り運転」以外にも「高速道路で連携したおかげで患者が助かった」などがいろいろなことが起きているとし、それを一切報道せずに不安や恐怖を煽るあおり運転だけを取り上げている。として批判をしている。

同氏によると現代になって犯罪や交通渋滞などが減少しどんどんと社会がよくなってるにもかかわらずニュースを見ると、社会全体がどんどん悪くなっているという錯覚に陥るという。

なぜテレビがそのように「いい社会」であるにもかかわらず「悪いニュース」を流すのかというとそのようにしなければ「視聴率」が取れないからと指摘しています。

人間は他人の恐怖体験は知りたいが、他人のいい話には興味がない。噂話も大抵が悪い話であることが多い。それは人間が本来備わっている「生存本能」に関係していて悪い情報を手に入れることで自分の身を守ろうとしているからであるとしている。

つまりスポンサーがいるテレビには視聴率をとるために視聴者の不安を煽る方向へ舵取りをしているとしている。

私自身は勝間氏の意見について重大な欠陥があると思っている。

まず根底としてテレビ局は「公正公平な情報」のみを届けなければいけないメディアであり、新聞のような論評で情報を届けることは「放送法」で禁止されている。実はニュース報道にとって「視聴率は全く意識されていない」。視聴率を意識しているのはワイドショーやゴールデン番組であり勝間氏は勘違いしている。ワイドショーが「恐怖」を演出していても視聴者には「観ない」という選択肢もあるため問題はない。

ネットに流れている情報を入手する

勝間氏によるとテレビでニュースを遮断していてどうやってニュースを手に入れているかというと、ネットから十分にニュースを手に入れることができるとしている。

今の時代において人と会話をしている限り、ニュースは入ってくると主張し、テレビそのものは必要ないとしている。むしろ報道されていないことも教えてくれるとしてSNSで必要な情報は手に入るのではという。

ただここで私が疑問に思ったことは、SNSの情報のほとんどがテレビまたは既存メディアの情報だからこそ情報が入っているのではないかと考える。yahooニュースやgoogleニュースもほとんどの出典が元はテレビニュースであるためにSNSだけで手に入る情報など存在していないのではないかと思っている。

勝間和代氏の主張は稚拙で浅はかなネット右翼と同レベル

勝間和代氏が「テレビニュースを観ない理由」としてYouTubeを煽ることは国民のマスメディア嫌いの射幸心を煽り視聴数を伸ばしている。テレビは人の恐怖を煽って視聴率を稼いでいるとの主張と全く同じである。そもそもテレビニュースはスポンサーと全く切り離された「報道部」として独立した組織である(別会社に近い)ため視聴率と切り離されているため同氏の主張は間違っている。

また、テレビニュースを観なくてもSNSから入ってくるニュースで十分だとの主張についても、SNSのニュースソースはそもそもテレビがほとんであるため、結局他人を通じてテレビニュースを得ているのと一緒であり全く滑稽な主張であることがわかった。

ただ炎上芸人として見ると確かに突っ込みどころが多くて面白いため今後も注目してきたい。

 

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