【実録】7億円送金詐欺犯と48時間の死闘の末、撃退した話

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巷では特殊詐欺の被害件数が年々増加している。警察も啓もうを図り対策を講じるも手を変え品を変え善良な市民や高齢者を食い物にしている。近年、SNSを使った若年層の特殊詐欺も増えてきており注意が必要となっている。そんな極悪非道な犯罪に怒り心頭の中、飛んで火にいる夏の虫とはまさにこのこと、Twitterのダイレクトメッセージに明らかに詐欺のにおいがプンプンする内容のメッセージが届いた。「2度と詐欺できないようにしてやる」と思い、48時間の死闘を繰り広げた。その一部始終を公開したい。

めちゃくちゃ怪しいダイレクトメッセージが届く

 

ある日、Twitterのダイレクトメッセージが届いた。

「はじめまして。私の名前は吉原麻人さんです。イギリスのロンドンで生まれ育ちましたが、亡くなった両親は茨城県つくば出身です。出身はどちらですか?」

 

「Asouo Yoshiwara」

 

あそうおよしわら?

 

吉原麻人さんじゃないのか?

 

しかも吉原麻人って男だよな?アイコンは女だよな?

 

しかも自分に「さん」づけしているし。

 

突っ込みどころ満載過ぎて、逆に興味がわいてしまって

ほんの軽い気持ちでちょっと付き合ってみることにしました。

 

 

僕の小ボケは華麗にスルー

しかも割と重めの内容が返ってきたので間違えたかなと思いましたが、、

次のメッセージで疑惑が確信に変わりました。

 

余命数か月、7億円を慈善団体へ寄付したいという

全くお互いの情報もないまま、7億円を送りたいという彼女

そしてこちらの問いかけには応じることなく、次のようなメッセージが届きました。

このメッセージが来た瞬間に「完全に詐欺だな」と確信をしました。

490万ポンド、約7億円ものお金を使ってくれとの要求と

配達会社に個人情報を送る必要があるという情報。

そんなウマイ話あるわけないだろ。

絶対詐欺だと確信し、「懲らしめてやる」と決意をし、この詐欺野郎と戦うことを決意しました。

 

詐欺犯は完全な外国人「個人情報」を要求

 

おそらくロンドンの郵送会社から7億円が入った金庫を届けたいから

あなたの個人情報を教えてくれという内容。

 

両親が茨城県つくば出身の日本人なのにまるで日本語がおかしいと思ったので、

このように返してみました。

はい、またもや華麗にスルー。西郷隆盛ネタを華麗にスルー。

これで完全に日本人でないことが確定しました。

配送会社が連絡できるようにどうしても「電話番号とメールアドレス」必要らしい。

しばらくこの詐欺犯を泳がせてもう少し情報を収集してみよう

なるほど、喉のガンを患っていて、余命数か月の症状。

それで自分の財産を引き継いでくれる人を探しているという根端か。

 

なるほどなるほど、入院先の病院で夫の家族が監視していて、彼女のお金が寄付されるのを拒んでいるという。

 

監視している夫の家族が両親であるとしたら、女性が62歳で旦那がそれくらいとしても

80~90歳くらい?そんな人たちが監視してるのか。どういう状況だよ。

 

詐欺犯のパーソナルに迫るもすべて無視

※ちなみにウエストミンスター寺院からテムズ川は徒歩で遠すぎる。

おそらく詐欺犯は眠いのだろうが、絶対寝させない!

なんとか粘ってみることにした。

夜中の1時まで必死でメッセージを送り続けましたが、詐欺犯は完全に寝落ちしやがりました。ところでロンドンの時差って8時間前だから本当なら夕方だろ。。。

詐欺犯は時差のないところに住んでいるんだろうな。

こうして1日目の戦いを終えた。

 

メールアドレスと電話番号への執着

翌朝きっちり睡眠をとったであろう詐欺犯から再度メッセージが届く。

こっちの質問は毎回のことながらスルー。

いよいよ詐欺犯から「怒り」が感じられるようになった。

しかしこんなところで終わらせるわけには行かない。

完全に架空のメールアドレスと、電話番号は「天気予報サービス(有料)」

これならば、迷惑が掛からないと思い送信(仮に電話をかけたとしても詐欺犯に国際通話料金が加算される)

しかし、この電話番号がどうも気に入らないらしい。

 

今度は職業を送れと。

なんで配送会社に金庫送ってもらうのに職業を言わなきゃならないのか。

 

とにかくしつこい

配送会社にメールを送るよう執拗に要求、さらにその内容の報告を迫る

ようやくあきらめてもらえたのか、次に来たのは、配送会社へメールを送るように要求。

 

こっちが直接配送会社と電話でやり取りすることは許されない。

これから半日にわたり、こちらの言うことはほぼ無視し、ひたすら配達会社へのメールを送るように要求してきた。

 

 

こうして詐欺犯はまた寝落ちし、2日目が終わった。

この詐欺犯マジで健康的な生活を送っている。腹立つわ。

 

48時間にわたる死闘の終焉、詐欺犯をノックアウト

 

詐欺犯が勝手に寝たことに腹を立てた私は、ついに強気の攻勢に出る。

詐欺犯が謝罪を重ねるという謎の状況となった

そもそも、7億円を送ってくれるという詐欺犯が何故謝っているのか不思議な状況だ。

そうしていよいよ

 

こうして、48時間にわたる死闘は詐欺犯が私を「ブロック」

私との闘いのリングを降りたことにより幕を閉じた。

 

詐欺犯の目的と推測される手口と

・癌と装って相手の同情をかう

・多額の金を寄付するといって個人情報を入手

・おそらく)詐欺犯の指定するアドレスにメールをおくった場合はクレジットカードや自宅などの高度な個人情報をさらに入手し、詐欺に及ぶ

・犯人の居住地はおそらく時差の少ないアジア圏

詐欺犯は2日間ほぼ私とのやり取りに費やしている為、少しは懲りたであろう。

皆様も甘い話には乗らずに、詐欺を撃退しましょう。

 

コメント

  1. まなぶん より:

    今、似たような人がFacebookで来ています。ロンドンに住む69歳のおばあちゃんで咽頭がん末期で旦那が残した遺産79万ポンドを慈善団体に寄付するのを手伝ってくれと。笑笑
    どうしましょうかねー?