【朗報】新型コロナは抗体を持てば免疫を獲得できる可能性が示唆される!ワクチン治療へ一歩前進

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新型コロナウイルスの最新研究で驚きの結果が得られたと人気YouTuberで栄養学の権威の信長氏が速報として伝えている。信長氏によると現在はまだ確かなことは言えないが「新型コロナウイルスについて抗体を獲得することができれば免疫が獲得できる可能性が高い」としている。これまで抗体と免疫についての因果関係については不明とされていたが、ここへきて一歩前進することとなった。

免疫を獲得することは再感染のリスクが大幅に減少する

ここで「抗体」と「免疫」について簡単に説明すると、まず前者は体内に入るウイルスに対して結合するタンパク質のことであり、「新型ウイルスに抗体がある」というのは、体内で新型ウイルスをキャッチできる細胞があることを示している。抗体はその後、有毒なウイルスを無毒化するための作用を働くが、必ずしもウイルス感染を阻止するわけではない。例えばHIV感染は体内で抗体を獲得できても無毒化できずに体内を蝕んでしまう。一方の「免疫」はその特定のウイルスに感染した際に体内で「抗体」を獲得、その後免疫細胞がそのウイルスに対して特性を無毒化する能力を獲得することである。すなわち、一度感染してしまえば、次に感染にしにくくなると言えるのである。

これまで、新型コロナウイルスに対して抗体と免疫の因果関係が不明であったが、5月3日に発表された最新の中国の研究結果によると「感染経験のある人の抗体に十分な効力が認めらた(一部)」との発表があった。なんと回復者のほとんどが再感染を保護する「中和抗体」をもっていたという。中和抗体とは、ウイルスの力を無毒化することで症状を抑えることに寄与するものだ。

これまで、エビデンスを慎重に検証してきた、信長氏も「この結果は朗報で喜ばしい」として語っている。

高い割合で再感染からの強い免疫防御の可能性を示唆

新型コロナウイルス感染症から回復した患者14人に対して、退院してから2週間後に血液検査をしたところそのうち13人にウイルスに対する高レベルの抗体価を示し、再感染からの免疫防御があることが判明した。

さらにこれら回復者はB細胞による抗体(液性免疫)だけでなく、T細胞(細胞性免疫)も見られたという。T細胞はB細胞と同様に侵入したウイルスを破壊する重要な免疫であり、今回の研究では抗体の強さや量が増えるほどその数が上昇したと結論付けている。

現段階では2週間の免疫獲得に止まっているが更なる持続もあり得る

麻疹や水疱瘡などは一回のワクチン摂取で免疫を獲得できるが、インフルエンザは一年に一回程度ワ予防ワクチンを打たなければならない。では、問題なのは新型コロナウイルスは一度免疫を獲得したらどれくらいの効力があるのかというと「現段階では2週間程度」としている。

えったったの2週間?超短くない?

信長氏によると、この論文の調査サンプルが2週間だったために現段階では2週間の獲得に止まっているが、これから追跡調査を年単位で行うことでその効力はさらに伸びる可能性があるとしている。遺伝子特性が似ているSARSやMERSでは少なくとも2〜3年はある程度の抗体が持続している。おそらく新型コロナウイルスについても構造上、同程度の抗体の持続があるのではと推測している。

 

今回の論文は14人のサンプルと非常に少ない一方で、傾向としは顕著であり、今後さらに被験者を増やすことで更なる詳しい研究が可能である。この結果は人類にとってはかなり朗報であり、ワクチン研究へ大きな一歩を与えるものである。今後の研究を期待したい。

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