国民的な人気を誇るカードゲーム「遊戯王」
発売から20年を迎えてもまだ人気が衰えず、販売枚数でギネスブックに登録されるなどの快挙を成し遂げている。
光もあれば闇もある。それは未開封状態のパックを特殊な方法で高額カードをサーチする方法だ。どれも信憑性が低いものであるが、メルカリなどに挙げられている「高額カード確定パック」など明らかにサーチされたものが出回っていることからもサーチは可能であると結論づけることができる。メーカーはサーチ対策をするどころか、購買欲を高めるために特定カードの封入率を極端に下げて射幸心を煽ることに専念している。
メルカリにある高額カード確定パックは100%サーチ済
ヤフオク!やメルカリなど転売サイトが栄えてくる中で、遊戯王カードを検索すると必ず目にするのは、「◯◯確定パック」などの未開封状態にもかかわらず中身を確定させているカードだ。
これって未開封の状態では絶対わからないはずだよね?
普通は絶対にわからないはずであるが、悪い人たちにとってはいとも簡単に中身を確定することができるという。次にその方法を暴露していく。
イベントのプロモパックは光サーチ
大会などで配布される限定1枚が封入されている「プロモカード」については通常の販売されているパックとは違う素材のパックに封入されているため、誰でも簡単に開封前にカードの名前まで当てることが可能だ。
そんなところで費用ケチってどうするんだろうね。情けない。
なんと、スマホについている「ライト」のアプリでパックを透かすように光を当てると、高額カードの有無どころか名前までバッチリわかってしまう。
このサーチ方法が世間一般に知られていれば問題ないのであるが、外れカードを転売サイトで未開封カードとして販売することができるため、問題は多い。
メーカーには入場者を増やすこと、利益をあげることにしかピントがあっていないため、被害者が生まれることに黙認をしている。
通常パックも簡単にサーチ可能
メルカリに不自然に多いのはかの万物創生龍という通常パックから排出される近年最高額の20万円という高額カードが封入されている「イグニッションアサルト」というバージョンである。
なぜかこんなに多いのかと調査すると簡単な答えがわかった。
万物創生龍は10秒でサーチ可能
万物創生龍をはじめウルトラレア以上が入っている場所は通常パックの裏面の1枚目(表から5枚目)に封入されている。その場所をまず理解しておき、通常パックの下部分に高額カードが表面の袋に触れるようにずらす。
イメージとしては、ババ抜きでババだけ上にずらして取らせる動き
そうすると万物創生龍は「10000」という文字がパックの上から触れるような状態になる。「だから?」と思われるかもしれないがこれがヤバイ。この10000という文字は贅沢にも彫り物のように凸凹した加工がされているために爪などでスッと擦ると簡単にわかってしまう。なんなら肌感覚でもわかってしまうため誰でも簡単にサーチすることが可能です。
さらに簡単にサーチができるのが「20thシークレット」
これも万物創生龍と同じ方法を使うとわかるのだが、20thシークレットは下の部分に「20th」という彫り物がされているため簡単に調べることができる。
また、20thシークレットは名前の部分が掘られているために名前は確定するにはかなり苦労するが傾向さえ掴めればある程度は知ることができる。
例えばイグニッションアサルト
閃刀姫ーロゼ (3万円)
ライトドラゴン@イグニスター(3千円)
であれば、まず、文字数に注目して欲しい。高額カードのロゼは単純に文字数が少ない。一方のライトドラゴン@イグニスターは文字数が多くかつ最後の伸ばし棒「ー」が指の引っ掛かりが分かり安いため、まず、右からコリコリ指でサーチをしていき、伸ばし棒があれば安いカード。文字数が多いとほぼ安いカード。仮に文字数が少なければロゼの可能性が高いことが封入されている一覧でわかる。
ただ、カード名までサーチするのは時間がかかるため店舗ではなかなか難しい。
メルカリの通常パックのサーチ手順
上のような手口を使うと簡単にサーチをできるに加えて、メルカリでは簡単に悪さができる。その手口を公開しよう。
メルカリのサーチャーは荒稼ぎしているから注意
- 未開封BOXを購入し開封
- 開封後全ての未開封パックをサーチ
- 高額カードの入ったものを「確定パック」としてメルカリ高額販売
- 余ったカードを「未開封BOX」として販売
ここで4をみて「ん?」と思う人がいなかったであろうか。しかし、現実にはすでにサーチしたものを「未開封BOX」として販売しているのである。手口としては「未開封BOX」の写真を載せているが、発送については「送料削減」のために開封して送るとうそぶくのである。手のこんだ人はシュリンクという未開封BOXに作り替える手口もある。
つまり、高額カードをただ同然で手に入れるのだ。ぼろ儲け。
そんなの騙されないよ!という人もいるかもしれないが、実際に買っている純粋無垢な人はたくさんいて詐欺集団のカモにされている。これ以上被害者が増えないようにこの手口を公開したので、ぜひみなさんもメルカリやメーカーに被害状況を訴えて欲しい。
悪事を見逃すメーカーやメルカリも同罪
もちろんこのような手口を行う詐欺集団の罪は重いが、一番はそのような悪事が働ける環境を簡単に作り上げているメーカーやその取引を黙認しているメルカリなどは同罪だ。
結局被害を受けているのは子供達である。もちろん子供達もいずれ気付くので2度と戻ることはないだろう。このまま衰退するのは間違いないだろう。
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