国際的なクレジットカードブランドJCBが発行する幻のブラックカード「JCB THE CLASS」のインビテーション時期が近づいている。2020年は新型コロナウィルスの影響もありJCBの業績が芳しくない。そのため通常に比べて多くのインビテーションが発行されると予想されている。
2020年のインビテーション時期や最短の取得方法について自身の経験や調査によってわかってきた。今回はその情報を詳しく説明していきたいと思う。
2020年のインビテーションは11月~12月初旬
例年、JCBによるインビテーションは11月~12月初旬であることが多い。これは年間(2019年12月~2020年12月)の利用額がおおよそ確定するとみられているからだ。つまりインビテーションの取得には年間の利用額が多ければ多いほど可能性が高くなることがわかる。では一体いくら程度の支払いがあれば可能性があるのであろうか?
インビテーション条件の緩和で年間利用100万円近くで取得の可能性も
インビテーションの条件は昔に比べてかなり下がってきているといわれている。従来であれば、JCBゴールド→JCBゴールドザ・プレミア→インビテーション→JCBザクラスという流れで、ある程度の年収と一部上場企業、40歳以上といった厳しい条件があった。しかし今は、JCBプラチナカードの誕生からそのカードの利用実績を積めば年収や企業在籍実績などのステータスは関係なく取得できることが明らかになっている。
近年の傾向として、JCBゴールドザ・プレミアは年間300万円以上で2年以上の利用実績、JCBプラチナは年間200万円以上の利用実績があれば取得できると言われれている。
さらに2020年は新型コロナウィルスの影響で売り上げ実績が激減しておりJCBの収入がかなり落ち込んでいる。そのため、年会費収入が確保できるJCBザ・クラスのインビテーションが激増する見込みだ。
JCBプラチナやJCBゴールドザプレミアに限らずある程度の収入や企業に勤めていれば年間100万円程度の利用実績を積めば取得の可能性があるのだ。
ポイント還元率の悪化やメンセレの劣化も考慮に
2020年のインビテーション大量発行のしわ寄せとして、JCBが独自に展開しているポイント「OkiDokiポイント」から現金へのポイント還元率が激減している。これまでTポイントへの交換である「JCB×Yahoo!JAPANポイントクラブ」が最大の還元率0.5%であったが、2020年5月で廃止。
Tポイントへの交換すらも中止されてしまった。これによりYahoo!ショッピングという巨大なEC市場でのポイント利用ができなくなり選択肢が減少した。これだけではない。これまで次点の還元率0.4%であった楽天ポイントの交換も今後0.3%程度になるということが発表されているため、実質ポイント還元率がどんどんと低下している。
楽天カードの還元率は1%であるため0.3%となると3倍以上のポイント付与の差がついてしまうことから取得を目指す人は充分に注意することが必要だ。
今後さらなるポイント還元率の低下は避けられないため、ポイント付与を目的としている人は選択肢から外した方がいい。
また、メンバーズセレクション(メンセレ)の内容も年々悪化してきている。2019年度分のメンセレは国内旅行のJCBギフト券が2.5万円→2.0万円の5千円の減額や、数年前からディズニーリゾート内で大人気の「Club33」という会員制レストランの予約権が消滅。交換可能なアイテムも原価の安いものへと移行しており従来に比べてお得感は減少しているのである。
いかがであっただろうか。今年はインビテーションが続出するが、所有についてはよく検討することが必要かということがわかるのだ。
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