マジックザギャザリング(MTG)をプレーしている人ならば誰もが憧れる世界大会がある。
それは毎年を通して成績上位者16人の中で賞金1億円と世界王者としての栄光を手にする為に戦うトーナメントがある。2019年度は2月にハワイのホノルルで行われ、ブラジルのパウロ選手が優勝した。
プレイヤー人口を考えれば、日本はアメリカに次ぐ多さであり、経済的にも豊かで教育水準も高いにもかかわらず、この世界大会には一人も名を残す人がいなかった。

たまたま勝てなかっただけだろ
確かに歴史上を振り返ると世界チャンピオンになっている人もいるが、先述のように競技人口から比べるとその輩出数は群を抜いて低い。
そこにはどんな理由があるのだろうか?実はアメリカ人の友人が興味深いことを言っていた。
日本人はトップメタを真似するだけ
この言葉には正直グサっと来るものがあるのではないだろうか。確かにアリーナなんかを見ていると大会などでトップになった途端に日本のユーザー名らしき人が丸パクリのデッキを使用しているのが散見される。

確かに強ければ正義みたいなところあるな
確かに過去の対戦の多くを振り返って見ると基本トップメタを使いまくる人が多く、独創性があるデッキに出会ったことは少ないかもしれない。一方で海外のユーザーはどうかというと「クソいやらしいデッキ」を使ってくる。どっちがいいかというと議論はあるが、基本MTGは勝負を決めるゲームなので勝つことを求めるデッキが正しく、そういう意味では海外ユーザーが強いのは自明だ。
- 日本人はトップメタを丸パクリ
- 海外はとにかく勝てるデッキを使う
また、日本人の競技勢はネットを見るとわかるが「とにかく大人しい」。誤解を恐れずにいうとオタクだらけだ。童貞たちが自分たちの内輪の中での優位性を保つ為にやっているだけであり全く成長がないのである。
また、マジック公式の「岩SHOW」のデッキが紹介された途端、そのデッキを使い出す傾向もあり日本人の同調圧力というのは凄まじいものであり、強くなる要素を疎外している。
海外勢はオリジナリティ溢れるデッキを考案し続けている
一方の海外ユーザーはYouTubeなどを見ると分かるが、本当に様々なデッキを考案し披露し続けていることが分かる。
見たことないような斬新な構築をしていて、こちらとしても純粋にすごいと思うしよくそんな考えが思いつくなと感動することが多い。
思い起こせば、昔MTGを始めたばかりの頃、カードプールが少ない中でどうやったら強いデッキが組めるか試行錯誤していたあの「楽しみながら」やる感覚がいまだに競技の中でも発揮しているのだ。
もちろん勝負であり試行錯誤した上で先述の「いやらしく強いデッキ」で臨んでくるのだ。
- 日本人はトップメタをパクる
- 海外はトップメタを倒すためにデッキを考える
このような考えがある為に、少なくとも日本人は競技人口が多いものの勝てる人が少ないのだ。
人の真似をするのはやめよう
始めたばかりの人が参考にする程度ならばいいが、極力自分でデッキを考えるようにしなければ全く意味がない。カジュアルに楽しむのであればパクるのそれでもいいが、やはりMTGの楽しみは自分でデッキを考えることにあるはずだ。
赤単アグロのような誰でも考えられるようなアホみたいなデッキを考えるのではなく、独創的なアイディアをどんどんと鍛えて言って欲しい。
考える人が多くなれば日本人の上位入賞も狙える位置に行けるかもしれない
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