いよいよ週末に迫ってきた有馬記念
一年の計は「有馬記念」にあると言われているほど、格式の高いレースだ。
毎年、様々なドラマが生まれるこのレース。今年も大波乱の予感だ。
今年は断然一番人気に挙げられるのが歴代最強と名高い「アーモンドアイ」だ。
牝馬ながら昨年のジャパンカップのレコードをたたき出した。
これは国民的名馬のディープインパクトでもなしえなかった快挙だ。
そんな脂がのった「最強馬」を今回馬券から外した。
単勝1倍台であろうガチガチを外す理由を述べていきたいとおもう。
牝馬の体調管理は難しい
アーモンドアイは2歳新馬からこれまで10戦のキャリアがあり、3着以内に入らなかったことはない。
2着、3着もそれぞれ1回ずつという最強にふさわしい輝かしいキャリアだ。
間違いなく近代最強牝馬
しかも、距離1600m~2400mまでを主戦としていて有馬記念の舞台はドンピシャだ。
ただ1点、私が不安視している点がある。
冬場のキャリアが少なすぎることだ。
実際アーモンドアイの冬場のキャリアはこれまでG3のシンザン記念のみ。
そもそも冬場はG1が少ないので当たり前なのだが、牝馬は一般的に牡馬に比べて体調管理が難しい。
特に気候の変化に敏感だ。
この冬は暖かくなったり寒くなったりと寒暖差が激しいのことが馬体に影響を与えかねない。
さらに去年、疲労を理由に有馬記念に出走していないこともかなりマイナスだ。
おそらく陣営も中山の馬場との相性を不安視していたのであろう。
中山競馬場はパワーが必要
これまで、アーモンドアイの10戦の中で「中山競馬場」の経験はない。
東京競馬場のいわゆる「高速馬場」が主戦で、パワーが必要な馬場での経験もない。
ディープインパクトも決してパワーのあるタイプではなかったが、馬体が軽かったため最後ののぼり坂も難なく駆け上がっていた。
ある程度サイズのあるアーモンドアイがあの坂を力強く駆け上がる想像ができず、失速してしまう予想だ。
徹底マークにあう可能性
当然、最強の馬であるため他のジョッキーから徹底的なマークにあうことは必至だ。
特に今年は外国人がたくさんいるため執拗にマークにあうだろう。
外国人はえげつないため中山で徹底マークに合えば最後の直線までにスタミナを消費するため展開の有利不利に大きく影響を与えそうだ。
脚を使い切り馬郡に沈んでしまいそうだ。
そもそも無理をしないだろう
今後、繫殖牝馬として莫大な富を得られるとみられる金の卵「アーモンドアイ」にもし、万が一のことがあればとオーナーは気が気でない。
勝つことより「無事」であることを求めるであろう。
例え1位にならなくてももうその確固たる価値は下がることはないため、無理をしない騎乗を求めるだろう。
同時に調教もかなり気を使っているため、仕上がりについては8割程度の出来で臨むのではないか。
一方、他の陣営はキャリアを輝かしいものにするため必死で追い込んでくるだろう。この差は大きくでるのではないか。
アーモンドアイは4着以下で本命はスワーヴリチャード!
以上のことからアーモンドアイは有馬記念の連対から外れた。
そこで予想は、◎スワーヴリチャード、〇サートゥルナーリア、△ワールドプレミアこの3頭だ。
本命のスワーヴリチャードは戦績を見るとムラがあるが前走のジャパンカップの勝ち方は見事だった。
5歳になって覚醒した感がある。ここから新しい歴史が始まるような気がしてならない。
サートゥルナーリアとワールドプレミアは強豪の3歳馬だ。パワー馬場での斤量ハンデにアドバンテージがあるのも魅力だ。
リスグラシューもかなり人気になりそうだが、海外明けで5歳牝馬ということでアーモンドアイ同様外している。
本当はアーモンドアイに勝ってほしい
とはいうものの久しぶりに現れた名馬なので、近年元気のない競馬界の新たな伝説となるべく
不安材料を蹴散らして見事ゴールする瞬間を競馬ファンとして見たい。というかそうなってほしいためにこの予想をしている。
私の予想を蹴散らして「アーモンドアイ」!
コメント
[…] 2019有馬記念でアーモンドアイを外すこれだけの理由 […]